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2017.07.15

発達障がい児が持つ良い特長とは

発達障がい児にはいろんな特徴があります。その中でも、良い部分に焦点を当てるとどういった面が見えてくるでしょうか。   そして、その良いところから学べることは何かを探ることで、たとえ発達障がい児でなくとも同じ能力を再現できないかを考えていきます。   まず、代表的なものをいくつかあげておきます。   ・こだわりを持って取り組む ・過集中状態となって一気に課題を進めることができる ・創造性が豊か ・リスクを恐れずに新しいことに挑戦する   これらが発達障がい児に見られる特長の一部です。   一つ一つ見ていきましょう。   こだわりを持って取り組む   わかりやすい例をあげると、   ・完璧な仕上がりで工芸品を作り上げる ・徹底して厳選した食材のみで作られた手打ちそばを作る ・妥協を一切許すことなく最高の模型を作る ・機械よりも正確な手作りの工業部品を作る ・メンテナンスが行き届いたバイクや関連知識の豊富さ ・一音一音こだわり抜いた楽曲を作る   などです。   こだわりと過集中は併存することが多く、ADHDや自閉症の人によく見られます。   こだわりは、自分の信念や価値観を簡単には変えられないという特性からきており、常に一定のクオリティで作業をしたいという思いがあります。それゆえ、一旦作業を始めたら納得するまでしっかりと仕事をします。結果的に、常にとても高いクオリティの作業をすることができます。   脳の部位としては、前頭前野とドーパミンが過集中状態を作ると考えられます。 他には、注意の切り替えと関係がある帯状回と呼ばれるエリアも関わってると考えられます。 注意の切り替えがうまくいかない上に、前頭前野が活動しているので強烈な過集中状態を引き起こしているのです。   過集中となって一気に進む   これは、本人が“want to”の気持ちを持って行動している時に起こります。   好きなこと、興味のあることをしている時は誰だって楽しく時間を忘れて没頭しています。これが発達障がい児の場合、楽しい時に流れる脳内物質の量が一般の人たちよりも多く分泌されるので、なおさら高い集中力で打ち込みます。   人によっては、音楽を製作したものをyoutubeなどの動画投稿サイトに上げるのが楽しかったり、楽曲に合わせて踊ってみたり、憧れの曲を練習して弾けるようになるなどといったことが出来るようにさえなります。   もちろん、場合によってはパチンコやギャンブルなどでも起こり得ます。 そうなってしまうと、抜け出すのはそう簡単ではありません。脱覚せい剤プログラムや脱ギャンブルプログラムなどに参加して習慣から抜け出す必要が出てきます。   ちなみに、発達障がいの人の場合は、覚せい剤による脳内ホルモンの分泌の感受性が高いために余計に抜け出しにくくなります。   つまり、それほど夢中になるエネルギーを多く出せるということなので、どのようなことに“want to”の意志で打ち込むかさえ適切な方向付けができれば、驚くべき力を発揮する可能性があるのです。   創造性が豊か   発達障がい児は創造性が豊かである場合もあります。   私たちは普段、必要以上に浮かんでくる様々な考えを抑制して必要な情報だけを残す機能をはたらかせています。そうでもしなければ、無関係な情報が次々と浮かんできたり、熟考の妨げとなってしまうためです。 しかし、発達障がいの場合、この機能が十分でないためにいろんな考えが次々に浮かび上がってきます。そのため、空想にふけり注意が妨げられてしまうといったことも起こりがちです。これが創造性の豊かさとも関連するということです。   他には、ひらめきと洞察力を必要とする課題を子供達のグループで取り組んでいる時に、ADHD傾向にある子がグループに入っている場合は、定型発達の子ども達だけのグループに比べて、正答率が高いという報告があります。   ADHD傾向にある子がグループにいると、関係のない話題に脱線することが増え、課題に集中する時間が減ります。一見すると、これでは問題の解決に繋がらないはずが、不思議なことに真面目に課題に取り組んだグループと比較して非常に高い正答率を出しました。   脱線が程よいリフレッシュとなり、課題解決への糸口となる知識を見事引き出す割合が高まったからと考えられます。 一方で、真面目にコツコツと課題に取り組んだグループは柔軟な発想ができずに解決に至りませんでした。   リスクを恐れず新しいことに挑戦する   これはADHD傾向にある人であれば特に強い傾向です。   ドーパミンやノルアドレナリンの分泌を促すことから、外出をする、知的好奇心を徹底的に満たすなど、常に新しいことや刺激的なことを求める傾向にあります。 例えば、iPadが初めて発売された時に真っ先に並んで購入する人は、新奇追求型であると言えます。これも、物珍しものや新しい体験ができることに強く惹きつけられるためです。   これは言い換えれば、リスクを恐れることなく刺激を求める、リスクテイキングな行動が取れるということです。ハイリスクハイリターンでもあるので、失敗することがあれば借金を背負う、などといった結果になるということもあり得ます。   しかし、さきほど説明した創造性とも関連しますが、未体験の世界に恐れずに飛び込む勇気があるとも言えるのです。   つまり、ADHDをはじめとする発達障がい児は、保護者や教育者が本人の知的好奇心を刺激するような良い環境に置いて育てるようにすれば、その子ども達は、未知の領域にも関心を持ち、そこから何か新しいことを創造し、高い集中力で今までにないものを創り出す力を発揮できる可能性があります。  
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